ドラゴンボールDAIMA第二十話(最終回)「ゼンカイ」
©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
やあ、アイダです(・∀・ )!
ドラゴンボールDAIMA第二十話(最終回)「ゼンカイ」の感想というか雑記というか殴り書きみたいな備忘録を書いていきます。
あと最後にちょっとした総評書きました。
ちぇけらー。
一応放送後から数日たっているけどネタバレあるから見たくない人は戻りましょう。
超サイヤ人4孫悟空vsゴマー
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DAIMAは作画に関しては高水準で毎回クオリティ高いのですが、最終回だけあってさらにクオリティの高いアニメーションに仕上がっていましたね。
カメラワークも素晴らしく、その縦横無尽に駆け巡るスピード感もすごかったです。
かめはめ波も週刊少年ジャンプ1990年37号(記事はこちら)の表紙イラストに近い構図で心にささるものありました、
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▼フィニッシュシーンのアップでは、目のアイラインのRが弱まってDAIMAより前のキリッとした目つきの作画になっているのも高ポイント。
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各魔界を貫くかめはめ波の演出も良かったですね。
サードアイを外したのは
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ピッコロが隙をついてゴマーのサードアイを外す作戦は失敗。
すみません、なんか流れ的に昔の映画のクリリンの「なんで俺だけ」みたいに見えてしまいました(笑)。
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と思ったら魔人クウが成功!
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懲役99年のゴマーとデゲス
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第五話で魔界の人の寿命がだいたい1,000年といっていたので、ゴマーのそのくらいの寿命なら、
我々の寿命が80年だとして、我々の感覚で言うとだいたい懲役8年といったところでしょうか。
服役中ゲームができるっぽいので刑務所よりか快適っぽいですね(笑)。
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キング・クウ
大魔王を倒したものが次の大魔王の優先候補になるということで、魔人クウがキングの座に。
アリンス、魔人ドゥー、ネバ、マーバ、グロリオ、第三魔界ものたちを次々に大臣に使命していく。
みんな「大臣」(笑)。
このシーンめちゃくちゃ好きなシーンで、感想は後述の総評の方でやります。
超サイヤ人4とウルトラべジータ1号
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悟空の超サイヤ人4は自力でなれたっぽいセリフでしたね。
第十八話でネバに覚醒してもらったのかと思っていました。あのシーンは悟空のSS4に変身できるくらいに回復させた感じだったのでしょうか。公式の見解が知りたいです。
▼ちなみにべジータの超サイヤ人3の名称は「ウルトラべジータ1号」だそうで(笑)。
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かつてトランクスが超サイヤ人3のことを「ウルトラ超サイヤ人」と言っていたので、それに感化されて名付けたとしたら微笑ましいですね。
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ナメック人
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ナメック人は魔界で色々な能力があるため重宝され奴隷扱いされ、支配から逃れるため第七宇宙にあるナメック星へ移住。
ネバが魔界のナメック星に残った理由は好きで皆が戻ってきた時のために守ること。
デンデはその旨を他のナメック人に伝えると約束。
ネバは結局よく分からん行動していたのですが、一件落着ということですかね。
別れ
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魔界を去る悟空たち。
パンジに手を振らされるべジータが良い味だしてますね。
大人に戻った地球居残り組
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エンディングロールで流れた地球居残り組のイラスト。
どのイラストも良すぎる!
悟空とグロリオ
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グロリオの名前をちゃんと呼ぶようになった悟空は戻ってるし、
グロリオは急に丁寧語でよそよそしくなるし…。
最後の最後でなぜ…??
オチ
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あれだけ魔界全土を騒がせたサードアイが普通にお店に売っていたというオチ、面白いし魔界の広さを示唆する効果もあってめちゃくちゃ良かったです!!!
総評
まずここまで「ですます調」の文体だったのに、ここから唐突に「である調」になるのをご了承いただきたい。
「である調」のほうが文に弾みが付き書きやすいのだ。大目に見て欲しい。
全体的なストーリーの縦軸の整合性は荒かったものの、悪しき王を失脚させた後でどういう人物が王に相応しいかを提示できた点はDAIMAのストーリーで最も評価されるべきだろう。
子供じみた独裁者気質ありのゴマー。これに対して水平的人間関係を構築していく魔人クウ。
魔人クウが一番初めに水平的人間関係を築いたのは弟・魔人ドゥー。
魔人クウは頭が良く賢い。魔人ドゥーは戦闘力が高い。
タマガミ・ナンバー・ワンの試練では、魔人ドゥー中心でバトルを制し、魔人クウが難関な計算問題を解いて、兄弟で試練を乗り越える。
この展開は兄弟が異なるがゆえに互いの短所を補っていく存在であることを印象付けるものだ。
そしてクウはこの水平な関係を最終決戦を通じて王になった後、兄弟・生みの親から本来地位が低い他の魔界の者たちにまで、分け隔てなく広げていく。
全員を大臣に使命していく様も一見ギャグシーンに見えるが、垂直的なヒエラルキーをなるべく広げないようにした彼なりの賢明な判断だったのかもしれない。
魔人クウ。ふざけたキャラに反しDAIMAでは珍しい賢い大人だったのである。
素晴らしいキャラクターだった。
惜しらむのはグロリオだ。
二つのコミュニティに所属し揺れるという悩みがあるからこそ視聴者が感情移入がしやすいDAIMAにおける裏の主人公になれる可能性を秘めていた。
与えられた仕事をとるか、親しくなった仲間をとるか。普遍的な葛藤がグロリオにはあった。
しかし第一魔界に来てからは冗長な憲兵戦(特戦隊含む)がもたらすボリュームに圧迫されたせいか、キャラの掘り下げ・「グロリオと悟空」「グロリオとアリンス」の関係描写が共に浅いままドラゴンボールを前に葛藤するシーンを迎えてしまった。
さらにアリンスが大した改心イベントもなく終盤で良い人に書き換えられたため、グロリオが悟空たちを選んだ根拠がますます弱くなってしまった。
かくして上司の不条理な命令にNOを突きつけ葛藤の末に仲間のために願いを叶えたシーンは強い印象を残すに至らなかった面も否めなかった。
個人的に買っているのは第十三話のメガの星のエピソード。
本筋との関連性は高くはないが、未知の世界を探求するワクワク感はDAIMA屈指の名エピソードだったと思う。
メガの星やギガの星その先にあるものを見たかったくらいだ。
最後に本作は脚本や設定に関する矛盾も多々あるが、最終回における魔人クウの王さまっぷりや豪快なサードアイオチを見たら野暮なツッコミは無用に思えてきた。
魔人クウのセリフではないが「まあ いっか!」だ。
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ドラゴンボールDAIMA第二十話(最終回)「ゼンカイ」の感想というか雑記というか殴り書きみたいな備忘録と総評は以上です。
それでは最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!

あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
お疲れ様です。
おっしゃる通りクウ最高でした!!
オチも鳥山先生っぽく最高でした!!!