一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS ベジータ
こんにちは、アイダです(・∀・ )!
「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS D賞 ベジータ MASTERLISE」をレビューいたします。
ちぇけらー。
商品詳細
数店舗を巡り、ようやく発見
勝負した回数は冷や汗レベルですが意地で獲得!正直途中で諦めかけました…
挑戦して頂いている皆様、本当にありがとうございます! pic.twitter.com/j7GzPaKQ0n
— VAROQ (@varoq000) May 18, 2025
販売形態:一番くじ景品
販売時期:2025年5月
制作:VAROQ(イチガン)
メーカー:BANDAI SPIRITS
サイズ:約21cm※公式HP記載数値
※コミックスの高さは174mmです。
「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS D賞 ベジータ MASTERLISE」を色々な角度から見てみよう!
正面から
ナメック星編にてリクームと戦う直前のべジータがモチーフのフィギュアです。
再現
こちらのフィギュアは、キャラクターの再現度が非常に高いです。
とはいえ、漫画のイラストをそのまま立体にしたというわけではありません。
元になっている漫画のイラストでは、キャラクターの手前の目が大きく顔の側面(赤く線が入った箇所)がかなり狭く描かれています。引き(遠景)のカットでは、キャラクターの表情を読み取りやすくするため、目などのパーツが誇張されて大きく描かれることがあります。
一方で、アップ(近景)のカットでは、顔の側面もしっかり確保されて描かれており、バランスが保たれています。
つまり引きの構図では視認性を高めるため、ある種「嘘」が入っているわけです。
同じシーンを元にしたアニメ版では立体としての整合性を保つためか、顔の側面の幅や、右目のサイズ感、奥にある左目の角度などが調整されています。
ちなみにこのアニメの該当回は、作画のクオリティが非常に高く多くのファンから「神回」と称される伝説的な回です。
大きなくくりで言えば、漫画もアニメも同じ「絵」ではありますが、媒体が変わると、そのまま移し替えるのではなく、むしろ“換骨奪胎”に近い意訳的なアプローチも必要になるのです。
このように、媒体ごとの表現差を理解し、それをうまく意訳できる力が求められます。
アニメーターでも、フィギュア原型師でも、「再現度が高い」と評価されている人は、このアプローチ力――すなわち、単に形を真似るのではなく、元の魅力を損なわずに別の形に落とし込む能力――に優れているのだと思います。
また、このフィギュアはモチーフとなったシーンだけでなく、アーマーに刻まれた傷跡などから、其之二百六十八の扉絵「も」参考にしていることがうかがえます。こうした多角的なアプローチが、作品全体の高い再現度に大きく寄与しています。
少し上から
全体的な色使いやブラシ処理も素晴らしく、全体の仕上がりに大きく貢献しています。
頭・顔
再現度も高く表情もとても良いです。
からだ
適度のダメージ造形と適度なブラシ処理が心地よいです。
▼人差し指の第二関節を尖らせた拳もよし。
腕や脚もまだそんなにムキムキに描かれていない頃のべジータをうまく再現しています。
他のフィギュアと
▼一番くじ ドラゴンボール EX 天下分け目の超決戦!!A賞 MASTERLISE ベジータ(レビューはこちら)と。
左がサイヤ人編のべジータで、右がナメック星編のべジータとなります。
ともに原型師VAROQさんが携わったものです。
総評
再現度が非常に高く、完成度の高い仕上がりでした。
このサイズ感になると、原型師によっては間延びを避けようと、原作にはない血管や衣装の縫い目を足したり、筋肉を盛って情報量を増やす傾向があります。しかし それをやりすぎると元のキャラクターデザインからどんどん乖離してしまうものです。
その点、このフィギュアは余計なアレンジを加えることなく、原作の雰囲気を損なわずに非常にバランスよく立体化されています。
総評としては──「ガチオススメ」です。
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以上、「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS D賞 ベジータ MASTERLISE」のレビューでした!
最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!
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あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
お疲れ様です。このベジータはアイダさんのレビュー見たかったので嬉しいです。最高のベジータちゃんでしたね!