ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦(1990年)
こんにちは!アイダです(・∀・ )!
新映画「ドラゴンボール超 ブロリー」を見る前に過去映画を一緒に振り返りませんか?
といことで、先週の「【映画ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ(Dr.ウィロー)】内容や当時の劇場パンフレット、カードダス、ドラ消しで振り返る」に続き、今回も過去映画の内容や、パンフレット、当時のグッズを振り返ります。
今回はZの劇場版3作目(通算6作目)の1990年7月7日公開「ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」です。
それではちぇけらー♪
地球まるごと超決戦のポイント
ポイント1.父親(大人)として頼りある孫悟空
「地球まるごと超決戦」銘打たれた本作であるが、メインテーマは地球にあらず。
一見、地球を守るために戦う孫悟空に正義、地球を壊すターレスに悪が割り振れられているように見える本作。
しかし「地球まるごと超決戦」の孫悟空が掲げる正義とは「親が子供を守る」普遍的な正義と言えます。
悟飯「お父さん地球を守って…」
悟空「悟飯、地球はわかんねえが、おめえだけはオラが守る!」
本作では、とことん父親としての孫悟空に重きを置いています。
日常シーンでも、ハイヤードラゴンを飼うことに反対したチチに内緒で、悟飯にハイヤードラゴンの住処を用意するといった姿も見られます。
この頃の悟空は、強いだけでなく頼りある父親(大人)として描かれていました。
子供の頃、そんな悟空に憧れました。
原作にはこういったシーンは少ないのですが(サイヤ人編フリーザ編と休む間もなく立て続けに戦っていたので仕方がない。)、脚本家・小山高生さんは原作にある悟空の「悟飯、父ちゃんが生きてかえったらまた釣りにでもいこうな…!」のセリフなどを見逃すことなく、そこから想像し筆を走らせたのでしょう。
ポイント2.ターレス
宇宙の壊し屋・ターレス。
で、悟空と瓜二つの同じサイヤ人。
物語終盤のセリフが明示するように、もし悟空が凶暴なまま育っていたら──的なIF的キャラクターです。
ブルマ「孫君が赤ん坊の頃頭をうってくれて本当によかったわねえ」
(補足:頭をうつことで、凶暴さが消えたから)
亀仙人「もしかしたら、ターレスたちと徒党を組んで宇宙を荒らしまくってたかもしれんな」
▼パンフレットにもこのように書かれています。
孫悟空自身ターレスと同種の存在になる危険性を内包していたことになり、
逆に、
ターレスのほうも環境次第では、悟空と同じように良い素質を伸ばせたかもしれないということです。
そうなると、ターレスが殺されてしまったことは少しやりきれなくなります。
12月公開の新映画「ドラゴンボール超 ブロリー」では、これと似たような感じになり、最後にはターレスとは違い、ブロリーに救いがあるような展開になるような気がしています。
また強さは圧倒的で、前々作のガーリックJr.や前作のDr.ウィローはある程度肉弾戦で対抗できましたが、悟空やピッコロの攻撃はほぼ通用しませんでした。
(このシーンのピッコロだけ、原作通り指の数が4本に見えます笑。通常アニメでは5本。)
ポイント3.神精樹
神精樹は星に根付くと、その星の滋養を全て吸収して育つ樹です。樹になる実を食べると、戦闘力が飛躍します。
劇中の神精樹に滋養を全て吸収された、地球の荒廃っぷりがたまりません。
劇中のバトルシーンも結構長い間BGMを流さず、淡々と静かな空間で戦っているのが、荒廃した地球と相まって、独特な空気感をうんでいます。
不穏を傍らに感じさせるバトルがゾクゾクします。
ポイント4.天津飯をスルーする悟空
ターレスとの戦いで倒れる悟空に、心強い友の心の声が聞こえます。
ピッコロ「…悟空、元気玉だ」
ヤムチャ「元気玉をうつんだ…」
悟空「ピッコロ…ヤムチャ…ダメだ…もう力が…」
クリリン「ご…悟空…オレもいること忘れるなよ…」
餃子「ボクも…」
悟空「クリリン…餃子…」
こんな感じで悟空は自分に声をかけてくれた人にレスしていきます。
しかし。。
天津飯「オレもまだ生きているぞ」
悟飯「お父さん…」
悟空「悟飯…みんな…」
このように天津飯の名前だけ呼びません。
まあ、悟空もワザとではなく返事忘れただけでしょう。
現実世界でもよくあること(笑)。
自分の生存報告をスルーされた天津飯はめげずに立ち上がります(笑)。
ポイント5.予告のこいつ(ら)
「地球まるごと超決戦」の予告のワンシーンの本編にはいなかったこいつ(こいつら)が謎です。
そもそも一人なのか三人なのかも分かりません。
一人が残像拳的なことをしてるとしたら、真ん中だけスカウターつけてるの変ですし。。
おそらく顔が似ている下級戦士軍団かな…。
本編とは違うまた別の構想があったのかもしれません。
地球まるごと超決戦のメディア展開
パンフレット
東映アニメフェアは基本的他作品と同時上映システムですが、本作は「剣之助さま」「Pinkみずドロボウあめドロボウ」と鳥山明作品尽くしの映画でした。
▼カラーリングが本編とは違いますが、軍団の細かい設定が書かれています。
▼特集は戦闘能力特集。
一応カードダスを参考にしていますが、参考にした数値の時期がバラバラすぎて統一感ないです。
例えば、餃子の戦闘力はカードダス第2弾の数値130を記載、ヤジロベーは第4弾の数値2100を記載といった具合です。
またスカウター値は加味されていないので、本来Dr.ウィローより強いはずのターレスがこの表では弱くなっています。
まあ、あまりいい表とは言えません(笑)。
▼劇場版といえば、映画館で買えるグッズも楽しみの一つ。
鳥山明 THE WORLD アニメ・スペシャル
東映アニメフェアの「地球まるごと超決戦」「剣之助さま」「Pinkみずドロボウあめドロボウ」やジャンプオリジナルアニメ「小助さま力丸さま」などの特集が組まれています。
▼ドラゴンボールの作画監督前田実さんによる描き下ろしイラストも多数ありんす。
▼ひさびさに鳥山明先生に描かれたアラレちゃん。(※右上に小さく「イラスト松山孝司・鳥山明と描かれていますが、松山孝司さんが担当された絵は次のページからで、この絵はもちろん鳥山明先生です。)
▼懐かしのグッズ特集も!
▼「たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」の特報(予告)記事もあります。
ターレスとバーダックはほぼ同時期なんですよね。
カードダス
カードダス(本弾)ではターレスのプリズムカードはありません。
カードダス(本弾)では初めてプリズムになったのはクウラで、それ以前は劇場版キャラクターの扱いはあまりよくありませんでした。
一応左下のプリズム孫悟空は「地球まるごと超決戦」のワンシーンです。
ドラ消し
▼ドラ消しでもそっくり(笑)。
▼軍団のなかで、ターレスだけ戦闘服にコピーライトが刻まれているため、戦闘服の裏の下部に線が入れられていません。
▼劇中のリュック背負った悟飯とハイヤー・ドラゴン。
クリアタイプのドラ消しは撮影しづらいです(笑)。
以上、「【映画ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦(ターレス)】内容や当時の劇場パンフレット、カードダス、ドラ消しで振り返る」でした!
最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!
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あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
オッス!オラ悟空(^^)/