週刊少年ジャンプ1990年37号
©バードスタジオ/集英社
こんにちは!アイダです(・∀・ )!
不定期(きまぐれ)で、昔のジャンプを振り返っている当サイト。(今までの記事はこちら)
今日は「週刊少年ジャンプ1990年37号」を振り返ります。
かめはめ波表紙ジャンプ
▼まず、こちらが鳥山先生作画の「かめはめ波表紙ジャンプ四天王※」。(※勝手に名付けました笑。)
どれも身が震えるくらい超絶格良いイラストで、甲乙つけられないのですが
四天王の中でも最も有名なかめはめ波イラストが「週刊少年ジャンプ1990年37号」の表紙イラストです。
このイラストは版権イラスト等でよく色んなアニメーターさんが描かれていますが、やはりどれも鳥山明先生作画の迫力に及ばずといったところです。
▼あえて言えば、版権イラストの中では当時animetopiaで使用された こちらが一番好きです。
▼こちらのかめはめ波イラストは、のちに発売されたドラゴンボールのイラスト集「DRAGONBALL超画集」の表紙にも使われています。
鳥山明先生はこのイラストに対して
(中略)
こういう険しい顔の絵を描いていると、自分も同じような表情で描いているようで、描き終えると顔がメチャクチャ疲れていました(笑)。
と、述べています。
ペンを持っている腕ではなく顔が疲れるなんて、よほど魂こめて描かれたのでしょう。
まさに入魂の神イラスト。
もちろんフィギュア化もされています。
▼ドラゴンボールZ亀仙流伝承奥義超かめはめ波!!!!(レビューはこちら)
<下へ続く>
鳥山明先生一番お気に入りのドラゴンボールイラスト
「週刊少年ジャンプ1990年37号」にはポスターが付いています。
孫親子が楽しそうで、素敵なイラストです。
また鳥山明先生のメカに対する情熱がそそがれた素晴らしいイラストです。
鳥山明先生の描かれるメカの魅力の根源は何か。
鳥山明先生がミリタリー/メカのプラモデルがお好きなのは有名なお話です。
▼例えばこちら。
左の模型は、タミヤが主催した「人形改造コンテスト」で入賞した鳥山明先生が作られたものです。後にこの模型を元に描かれたと推察されるのが、画像右の「鳥山明の世界1993」用の描き下ろしイラストです。
▼ただ描くのではなく、鳥山明先生ご自身の色を付けてデザインする。
この三次元(模型)から二次元(イラスト)へとより高度に昇華させる類稀なる能力こそ鳥山明先生のメカイラストの魅力の一つではないでしょうか。
▼そんな鳥山明先生が1996年のインタビューにて「一番気に入っている」と言われたのが「週刊少年ジャンプ1990年37号」のポスターイラストです。
こちらのイラストも有名で、色々商品がでています。
▼ビジュアルアドベンチャー/テレホンカード
▼一番くじドラゴンボールワールドB賞メカフィギュア/ドラゴンボールミニフィギュアセレクションプラス(共に未レビュー)
▼こちらのイラストは、のちに発売されたドラゴンボールのイラスト集「DRAGONBALL超画集」のポスターにも使われています。
<下へ続く>
超サイヤ人の謎に迫る
▼「週刊少年ジャンプ1990年37号」ポスターの裏は、「超サイヤ人の謎」についての特集があります。
セル画イラストは、ドラゴンボールZの作画監督を務めた中鶴勝祥さんの作画です。
超サイヤ人は誰??
この時期はまだ超サイヤ人が未登場で、超サイヤ人が一体なんなのか分からない時期でした。
この特集では、「真の超サイヤ人は悟空!?ベジータ!?」と書かれています。
▼「悟空とベジータのうしろに隠れている謎のシルエット。これこそ一千年にひとり出現する、伝説の戦士・超サイヤ人なのだ。」
▼そのシルエットがこちら。
このシルエット一見悟空かと思いきや、
▼よく見るとスカウターが付いていたり
▼腰に尻尾が巻いてあったりして、
悟空では ないんです(笑)。
当時このシルエットで色々な想像をしましたが、実際の超サイヤ人はこれではなかったんですよね(笑)。
超サイヤ人の危険性
▼「フリーザとベジータ、両者の不老不死の野望が平和なナメック星を争いに巻き込み、なおかつ伝説の超サイヤ人の復活をも招いた。下手すれば全宇宙の破滅じゃよ!」
▼「神か悪魔か!?その正体をさぐる」
超サイヤ人が危険な存在かもしれない感じが、そそられましたね〜。
後に悟空が超サイヤ人に覚醒後「オレの理性がちょっとでも残っているうちに とっとと消えるんだ」というセリフを息子に言います。
そのうち悟空が悟空じゃなくなるのでは?とハラハラして読んでいました。
でも悟空はフリーザを赦そうとしたりしていたので、悟空は悟空のままで安心した記憶があります。
▼近年ネットでは「理想の上司」と言われることもあるフリーザですが、当時はこんな感じ(笑)。
▼何故かラディッツが悟空を応援(笑)。
<下へ続く>
本編
▼「週刊少年ジャンプ1990年37号」の本編は、ギニューにボディチェンジされたところです。
さきほどのシルエットはスカウターつけた悟空っぽいシルエットでしたので、友人の間ではギニュー説も浮上したのは良い思い出です。(尻尾はないですが笑)
巻末コメント
▼鳥山明先生は「週刊少年ジャンプ1990年37号」の巻末コメントにて、イラスト集とアニメムックカバーが重なって大忙しとおっしゃっています。
▼そのイラスト集とアニメムック、どちらも最高でした♪
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以上「【伝説のかめはめ波悟空表紙】【鳥山明先生が一番好きなイラストポスター】週刊少年ジャンプ1990年37号を振り返る&今でも謎の超サイヤ人のシルエット(1990年過去記事)」でした!
それでは、最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!
【追記】コメントへの返信(2020.11/2)
再び、こんにちは、アイダです(・∀・ )!
ご覧下さったあなたに、ページ下部でコメント下さったあなた、ありがとうございます。
>もしかして、この伝説の超サイヤ人はチルドから伝承されたバーダックの姿かな?
後付け、外伝の設定ですが…
なるほど^^
>いつも楽しく拝見させて頂いております!
今回も懐かしい記事を有り難う御座います!
かめはめ波のイラストは、鳥山明の世界展で原画見たら悟空の髪がホワイトで大きく修正されてた記憶あります。
当時、自分は中学生で画材を使ってマンガを描き始めてた頃だったので
『鳥山先生でも修正するんだー』とか
『元の絵もカッコ良いのに何故直したんだろう』とか
原画の持つ情報量の多さに圧倒されました!
鳥山先生お気に入りのイラストは後に尾田先生との対談で、「何で気に入ってたんだろ?色かな?」みたいな事を仰有ってましたね!バイクのイラストは機械の精密な描写と
それに反してタイヤのコミカルな形が面白かったですね!
デジタルな線も綺麗で良いんですが
自分はアナログの線の息吹きや当時の仕事場の匂いが感じられるのが好きです!
(SFC版ドラクエ1・2のジャケットのサマルトリアの王子の服のロトのマークの修正跡とか)
これからも楽しく新しい情報とマニアックで懐かしい記事を宜しくお願いいたします!!
貝陽丸さんも相当お好きですね〜^^
・かめはめ波イラストの修正
そうなんですよね。一番太い真ん中の髪束の右隣の髪束に修正入れられているんですよね。
髪型のバランスをとられたのかもしれませんね。
・機械の精密な描写とそれに反してタイヤのコミカルな孫親子のメカイラスト
そう思います。絶妙にイラスト全体が円弧型に変形していて、それが良い味だしているんですよね。
・SFC版ドラクエ1・2のサマルトリア王子の服のロトのマークの修正跡
線画がそのまま残っている感じですね。当時はPC塗りと違ってやり直ししづらいですからね。でも、そういう所も良いんですよね。
>いやーやっぱ迫力がダンチですね
確かあの冨樫先生が一生勝てないって思わされたのがこのかめはめ波ですよね
フィギュアは高くても良いのでもうちょっと違う形でリリースされて欲しかったですね、まぁまだ線が気持ち悪くなってるベジータに比べたらまだマシでしたけど…
このかめはめ波イラストはすごいですよね^^
冨樫先生は鳥山明先生のことを「本当の天才(ジャンプ展インタビュー)」「雲の上の人(ジャンプ流インタビュー)」とおっしゃっていましたね。
フィギュアは技シリーズのもので十分気に入っていますが、これより良いものがリリースされるなら大歓迎です。
>こんにちは、アイダさん!
やっぱり鳥山先生のイラストは至高ですね。
迫力、画力、特徴どれをとっても決定的に神イラストだらけです。
見るたびに鳥肌がたってゾワゾワとワクワクが止まらなくなりますね。細部までこだわりがあり見るたびに新しい発見が出来たりして本当に楽しくて素晴らしいとしみじみ思います。
やっぱり語り始めると興奮して止まらなくなりますね(笑)感化されたので今すぐ超画集買ってきます。
「ドラゴンボール超画集」は本気でオススメ出来ます^^
鳥山明先生の画集は何冊かありますが、ドラゴンボールカラーイラスト収録数で、これの右に出るものはないです。
鳥山明先生の生原稿に近い印刷といった観点からは、週刊少年ジャンプ展公式図録vol.1とvol.2がオススメです。こちらは原稿の下がき跡や修正跡まで堪能できます。(ただジャンプ全体の本なのでイラスト収録数は、普通の画集と比べると少ないです。)
あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
もしかして、この伝説の超サイヤ人はチルドから伝承されたバーダックの姿かな?
後付け、外伝の設定ですが…