ドラゴンボール超 超戦士列伝Ⅱ~第四章 下級戦士の覚醒~
超サイヤ人バーダック
こんにちは!アイダです(・∀・ )!
ドラゴンボールプライズフィギュアの「超戦士列伝」(全種レビューはこちら)の新作がリリースされましたね!
超戦士列伝Ⅱ第四章は「超サイヤ人バーダック&SSGSS孫悟空」です。
こちらのページでは超サイヤ人バーダックをレビューします。
それでは「ドラゴンボール超 超戦士列伝Ⅱ~第四章 下級戦士の覚醒~超サイヤ人バーダック」れっつレビュー!
展示品
商品詳細
販売形態:プライズ景品
販売時期:2020年11月
メーカー:BANDAI SPIRITS(バンプレスト)
サイズ:約13cm(公式HPの数値)
<下へ続く>
「ドラゴンボール超 超戦士列伝Ⅱ~第四章 下級戦士の覚醒~超サイヤ人バーダック」を色々な角度から見てみよう!
これはすごいです。
だいたい8方向から撮影すれば、どんな微妙なフィギュアでもマシに見える角度というものが出てくるものですが、
8方向どの角度から見ても、格好悪いです。
まるで「運動神経悪い芸人」の投球フォームを見ているような気分になります。
その理由は後述します。
少し上の角度からもグルっと、見ましょ。
ポージング
TVアニメ「DBZ たったひとりの最終決戦 〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」のクライマックスシーン「これで最後だあッ!!!」を彷彿させるポージングとなっています。
「これで最後だあッ!!!」のポージングのバーダックフィギュアといえば、造形天下一武道会5バーダック(レビューはこちら)が挙げられます。
並べると、やはり圧倒的な差が際立ちます。
勿論こんな傑作フィギュアと比べるまでもなく、超戦士列伝Ⅱ超サイヤ人バーダックは非常に悪いアクションポーズに仕上がっています。
前述しましたが、「運動神経悪い芸人」の投球フォームみたいなポージングです。
▼一番改善すべきは下半身です。後ろの足の軸は前に向けるべきでしょう。
このポーズは気弾を投げつける「投球ポーズ」です。
デッサンを学ばずとも 野球やキャッチボールをしたことある方ならお分かりになると思いますが、「投球モーションの中間※」では後ろ足の軸は前に向けるものです。
※投げ始めは後ろを向いている後ろ足ですが、投げている途中で自然と軸が旋回し前へ向きます。
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
▼重心をより前に押し出すには、後ろ足で地面を蹴る必要があるからです。
▼このポージングでは力が入りにくいです。というか、実際ポーズをとってみれば分かりますが、かなり投げづらいです。
▼また後ろ足の軸が前に向いていないと、下記のように体幹のねじりも表現できないため力強いポージングを表現できません。
ですので、こちらのフィギュアのアクションポーズは力の入れ方がわからない運動神経悪い人の投球フォームみたいな仕上がりになってしまっています。
手
▼指の長さもチグハグ。普通は中指を一番長く造ります。
▼腕もかなり短いです。
▼下記の青い線が投げる方向と同じ向きになるように腕(肘から上)をひねるべきです。。どこに投げるか全く意識できていません。
正直、指摘するのがアホらしくなるくらい基本的なことができてません。
▼こういう出来の良いフィギュアを参考にしたほうが良かったのではないでしょうか。。
総評
このフィギュアは、これからデッサンを学ぼうとしている若者には非常に貴重な資料になりえます。
「どうやったら格好悪いポーズが造れるか」のノウハウが惜しみなく詰め込まれているからです。
デッサンやポージングの悪い見本として、オススメできます。
ただ観賞用フィギュアとしては、全くオススメできません。
似てないなんか どうでもよくなるくらい猛烈な脱力感を覚えさせてくれる一品です。
僕の結論は「評価不能なフィギュア」です。
※当サイトのレビュー基準詳細はこちら
またご意見があればページ下部のコメント欄でお書きください。そうすることで、多種多様なご意見が沢山の方に伝わるかと思います。
以上、「ドラゴンボール超 超戦士列伝Ⅱ~第四章 下級戦士の覚醒~(超サイヤ人バーダック)」のレビューでした!
それでは最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!
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【追記】コメントへの返信(2020.11/20)
再び、こんにちは、アイダです(・∀・ )!
ご覧下さったあなたに、ページ下部でコメント下さったあなた、ありがとうございます。
>レビューお疲れ様です。
最初の一言が これはすごいです。 でビックリしましたw てっきり褒めるのかとw
超サイヤ人バーダックのフィギュアが欲しい方は必殺技シリーズで素晴らしいものがあるのでそちらを買うべきですね^^
こちらは褒められるところはほとんどないですね^^;
超サイヤ人バーダックならこちらより技シリーズの方が良いですね。
>初めてコメントさせて頂きます。
毎回的確な評価、参考にさせて頂いております。サンプルで見て、不格好なポーズだな~出典はあるのかな?とかいろいろ考えましたが、人体の力学・デッサンの能力が足りていないという他方面からの根拠を明示して頂き、もやもやがすとんと腑に落ちました(^_^)自分もYOUTUBEでフィギュアレビューを投稿したりしますが、気に入らないと執拗に低評価する面倒な方も多いように思いますが、手厳しくかつドラゴンボール愛に溢れたレビュアーとして邁進してください!
ありがとうございます、YOUTUBEレビュー頑張ってください^^b
>初めてコメントさせていただきます^_^
このバーダックは素人目に見ても変なポーズだなと思っていて、どう解説されるのか楽しみにしてましたが、気持ちいいくらい的確に指摘してくださりなんだかスカッとしました(笑)これをいいと思ってGETされる方もいらっしゃるかと思うと1点でも褒めポイントがあると良かったのですがむずかしいですかね。(例えば左股あたりのプロテクターの造形とか?)
(余談ですが試しにこのポーズとってみたら、習ってるヨガのポーズより大変で右肩に変な伸びが入りますね。。ヨガ的にもオススメできません。)
良い点は色は普通に塗られているところですかね。
なかなか現実性にかける厳しいポーズですよね。
>アニメの一コマなんかでも作画崩壊してるのありますしね(^^;
商品開発がハイペース過ぎる弊害ですかね
全部手元に置いておける訳じゃないのでたくさんのフィギュアの中でたまに良いフィギュアが紛れてくれていればいいかな
作画崩壊ならぬ造形崩壊ですね^^;
>このフィギュアは中澤さん作の特徴でもある立体を際立たせる無数の刻みがあるので勘違いされたのかもですね。
これは私の願望ですが箱に原型師さんの名前を記載して欲しいです。
立体感を際立たせる刻みも、こちらのフィギュアは乱雑ですね。
中澤さん作(画像左)は、オブジェクトの形に沿って刻まれているのに対し、こちらのフィギュアはバラバラです。
>下半身が「フュージョン」したがってるのに、上半身が「気弾を投げよう」としてるから脱力感と評価不能な「ぐにゃ~なフィギュア」になってますね。まず違和感を覚える“目”を養うことですね。
確かに下半身はどちらかというとフュージョン時のものに近いですね^^
>このバーダックは※※※※さんの作品です。推測じゃなくて、確認済み情報です。
パッケージや公式ページに原型師さんの名前を書いていないのは本当に困るんですね…
全ての箱に原型師さんの名前が表記されていたら、腕のある原型師さんにとっては得になると思われるので良いですね^^
逆に腕がない方には、厳しいことになりそうですが。。
>このフィギュアと、BWFC其の六の未来トランクスではどちらがまだマシでしょうか?
あれを越えるのは中々出ないと思ってましたが…
甲乙つけがたいですね。。
顔はこちらの方が良いかと思いました。
>顔は悪くなさそうなんですが
ジレンとセットだった、身勝手悟空と同じ人ですかね?
あれも顔は悪くないけどポーズが酷かった
違う方だと思われます。
>下半身の造形についてご指摘されていることに単純に疑問に思ったんすけど、気弾を投げつけるポーズだとすると舞台は当然、最終決戦の宇宙だと思うんですけど、デッサン詳しくないので分からないんですが、空に浮いてる状態でも地上と同じ足や体の原理が働くものでしょうか?
空に浮いてる状態で地上と同じ原理は働かないでしょう。
僕も単純に疑問に思ったんですけど、
匿名さんには、これが空に浮いているポーズに見えるのでしょうか?
僕にはこれが空に浮いているフィギュアには見えませんが、仮に匿名さんのおっしゃるとおりだとしたら、浮遊感のかけらもなく 僕が思ってた以上にダメなフィギュアですね。。。
あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
サンプル画像からしてヤバそうだったけど、実物はさらにヤバいな。。