一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS E賞 DIORAMA FIGURE-悪の帝王フリーザ-
こんにちは、アイダです(・∀・ )!
「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS E賞 DIORAMA FIGURE-悪の帝王フリーザ-」をレビューいたします。
ちぇけらー。
商品詳細
本日より順次発売の「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS」にて、D賞:ベジータ、E賞:フリーザ、ラストワン賞:セル(爆発時)の原型製作と彩色を、チーム「イチガン」が担当させていただきました!
それぞれの魅力を表現できるよう制作いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/1oYIzJwDrv— JOE (@joe20220208) May 16, 2025
— JOE (@joe20220208) December 23, 2024
販売形態:一番くじ景品
販売時期:2025年5月
制作:JOE(イチガン)
メーカー:BANDAI SPIRITS
サイズ:約15cm※公式HP記載数値
※コミックスの高さは174mmです。
「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS E賞 DIORAMA FIGURE-悪の帝王フリーザ-」を色々な角度から見てみよう!
正面から
構図のレビュー
このフィギュアはキャラクターだけではなく、キャラクターとジオラマが一体となった作品です。
そのため、フィギュア単体の魅力だけでなく、ジオラマとの相乗効果による構図の美しさも重要なポイントとなります。
その構図に焦点を当て、どのようにキャラクターとジオラマが調和し、視覚的な魅力を引き出しているのかをレビューしていきます。
このフィギュアは、『其之二百五十九』の扉絵イラストをモチーフにしていると思われます。
©バードスタジオ/集英社
ただし、ご覧の通り、モチーフとなったイラストに登場していたデンデはフィギュアには含まれていません。
理由は明らかではありませんが、コストの制約によりデンデの造形が見送られた可能性があります。
そのうえで、このフィギュアはデンデを除いた構成に再設計されており、イラストを単に立体化するのではなく、「デンデ不在時の画づくり」を意識してアレンジされている点が注目に値します。
元の扉絵では、フリーザが手でデンデを囲むようなポーズを取り、構図全体が「デンデを中心とした視線誘導」に基づいています。
▼しかしデンデがいない状態で同じポーズを再現してしまうと、フリーザの手は虚空を囲むだけになってしまい、構図としてのバランスや意味が失われてしまいます。
その点、このフィギュアではフリーザの手のひらを真下に向けることで、「虚空を囲む手」ではなく、「ナメック星やドラゴンボールを支配しているような動き」として再構築されています。
7つのドラゴンボールも、バランスよく配置されており、全体の構図に動きとリズムを加えています。
これらの工夫によってデンデが不在であるにもかかわらず、フリーザのポーズが再解釈され画面全体の調和がとれており、視覚的に心地よい構図に仕上がっています。
少し上から
色使いも素晴らしく、全体の仕上がりに大きく貢献しています。
少し下から
各所アップ
顔の造形も非常に良く、パーツのバランスや目の下の皺の流れから、週刊少年ジャンプ1990年25号に掲載されたイラスト「も」参考にしていることがうかがえます。
©バードスタジオ/集英社
目などのバランスはイラストの左目に寄せて造られているように見受けられます。
▼広げた両手も、それぞれ指の開き方や角度が異なっており、左右で異なる表情が感じられます。
▼胴体には立体感を際立たせる細かなモールド(彫り込み)が薄く施されています。
▼ジオラマ部分も良い感じですが、ボールの分割ラインが目立つため人によっては気になるかもしれません。
▼芝生や岩も細かく造られています。
▼クリアなボールと海が綺麗です。
▼木は左側に2本、右側に1本配置されています。非常に繊細なパーツであるため、破損を防ぐ工夫が施されています。左側の2本の木は一体化させて太さを出すことで強度を確保し、右側の木は岩と接続させることで強度を確保しています。
他のフィギュアと
▼出陣フリーザⅡ(レビューはこちら)と。こう比べるとかなりデカいです。
▼出陣ギニュー特戦隊と。
ギニュー(レビューはこちら)
ジース(レビューはこちら)
バータ(レビューはこちら)
リクーム(レビューはこちら)
グルド(レビューはこちら)
▼アライズのフリーザ第一形態(レビューはこちら)と。スケール的には今回の一番くじが大きいです。
▼さきほど「デンデ不在時の画づくり」がうんたら〜とか、言いつつHGデンデと(笑)。
総評
キャラクターとジオラマが一体となった作品は比較的珍しく、とても新鮮な印象を受けました。
フィギュア単体の質はもちろん、全体の構図もバランスがよく、見応えのある仕上がりです。
総評は「ガチオススメ」です。
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以上、「一番くじ ドラゴンボール VSオムニバスCROSS E賞 DIORAMA FIGURE-悪の帝王フリーザ-」のレビューでした!
最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!
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あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
アイダさん、お疲れ様です!やっぱレビューはアイダさんのが読み応えあって一番好きです。この原型師さん絵がめちゃくちゃ上手いのでこう言った構成も得意なのかもしれませんね。