ドラゴンボールセレクション巻一
孫悟空
ご無沙汰です、たまに過去のフィギュアを引っ張り出してレビューするアイダです(・∀・ )!
(サイト開設した2017年夏より前にリリースされたフィギュアは、まだレビューしてないものが多いんです。)
ということで、ドラゴンボールセレクションを攻めていきたいと思います。
本日は「ドラゴンボールセレクション巻一 孫悟空」をレビューします!
それではれっつレビュー!
商品詳細
販売形態:集英社通販
販売時期:2007年11月
販売価格:6,667円(税抜価格)
原型制作:中澤博之さん
発売元:株式会社集英社
製造元:株式会社ぴっころ
箱
▼箱のデザインは、リニューアル前のドラゴンボール単行本の表紙デザインを模したものとなっています。
▼箱の中は、少年期の悟空のコマが散りばめられたデザインに。
「ドラゴンボールセレクション巻一 孫悟空」のサイズ感
通常スケールのプライズフィギュアより、やや小さめです。
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「ドラゴンボールセレクション巻一 孫悟空」の全体像
全体像を正面から
第21回天下一武道会編の孫悟空をイメージしたフィギュアです。
悟空のポーズ自体はピッコロ大魔王編の扉絵イラストに近いものとなっています。
©バードスタジオ/集英社
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全体像を少し上から
緻密に組み立てられたドラゴンボールの世界
ドラゴンボールの原作者・鳥山明先生が世界観の表現にも情熱を注いだように、原型師・中澤博之さんもフィギュアの世界観に情熱を注いでいます。
©バードスタジオ/集英社
▼ガシャポンミニフィギュアよりもはるかに小さいプーアル、ブルマ、ウーロンがきめ細やかに造りこまれています。(画像一番左のプーアルが比較用のガシャポンミニフィギュアです。)モブ観客も肌・目・口・髪としっかり塗装されています。
▼武舞台も緻密な造形と彩色で再現されています。
それらが遠近法により、直径約15cmの小さな円座の上に凝縮されています。
伸びやかな設計
▼こちらが分かりやすい一点透視図法によるパース。
舞台のタイルは実際は全て同じ大きさですが、消失点(奥)に向かうほど小さく見えます。
▼こちらのフィギュアは、人工的にパース補正をかけ奥にあるものを小さく造っています。
▼以前レビューした「ドラゴンボールセレクション巻二 孫悟空(界王拳)」(レビューはこちら)は、四点以上透視図法(魚眼パース)を用いた設計になっていました。
舞台のようにグリッドの目安となるタイルがあるわけではないので目視によるものですが、奥の消失点と横の消失点が円座のライン上に置かれているように見えるので非常に収まりが良く見えました。
「ドラゴンボールセレクション巻一 孫悟空」はどうなっているか。
まずX軸とY軸は武舞台のタイルを見れば一目瞭然。下記の図のようにそれぞれの消失点に向かって描かれています。(下記の図は大体です。)
かなり綺麗な人工パース表現です。
では、Y軸はどうなっているかというと下記の図のように武道会の建物と観客ブースでは上下逆に消失点があります。(下記の図は大体です。方向性だけご確認できれば良いと思って載せています。)
武道会の建物も観客ブースも本来でしたら、同じ消失点に向かうはずなのに逆になっているんです。
つまり現実にはあり得ない3次元空間を描いた作品となっています。
それでも我々はそれを正常と錯覚します。
なぜなら遠近法を使った錯視効果と、細部まで徹底的に造りこまれた造形にそう思わせる力があるからです。
では、何故 武道会の建物と観客ブースの消失点を逆にしたかと言うと、
観客ブースの消失点を逆にすると観客の顔の表現が乏しくなってしまうと推測します。観客の下半身にあたる部分より上半身を大きく見せた方が造形的にまとまりが良いです。
それゆえでしょうか、このフィギュアの全体像を見たときに整斉たる造形の中にも枠にはまった窮屈さはなく伸びやかに跳ぶ悟空の姿が非常に心地良いです。
▼また膨れ上がった武舞台が、漫画のような躍動感をより深めています。
©バードスタジオ/集英社
ドラゴンボールとタイトルプレート
ドラゴンボールの材質はクリスタル。
タイトルプレートの材質は真鍮です。
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「ドラゴンボールセレクション巻一 孫悟空」の孫悟空
今度は孫悟空に寄って、見ていきます。
鳥山明先生のデザインを踏襲した洗練された造形に仕上がっています。シワの線の取捨選択がされ余白も活かされた非常に美しいフォルムです。体は連載当時の悟空と比べると少し細いですが。
躍動感のあるポージングも素晴らしいです。
顔に関しては少しもったいない気がしています。原作デザイン通りに目の下にあるシワなどもあるだけでも雰囲気は変わったはずです。
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ラスト!
総評
緻密な造形と彩色で再現されています。
前述いたしましたが、整斉たる造形の中にも枠にはまった窮屈さはなく伸びやかに跳ぶ悟空の姿が非常に心地良いです。
僕の結論は「非常に良いフィギュア」です。
ガチオススメです。
※当サイトのレビュー基準詳細はこちら
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以上、「ドラゴンボールセレクション巻一 孫悟空」のレビューでした!
それでは最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )!
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あなたと同じドラゴンボールファンで、当サイト/ブログ「オモチャラヘッチャラ」の元管理人。子供の頃は、月曜にドラゴンボールの原作最新話、水曜にアニメドラゴンボール、年に1〜2回東映アニメフェア・劇場版ドラゴンボールを見られるという幸せな日々を過ごす。
アイダさん!?
『おかえりなさい!』と言っていいんでしょうか!?
すみません。
フィギュアのレビューも『これこれ!これが見たかったんだ!』というのは勿論ですが、久々にアイダさんが記事を更新されたことがなにより嬉しいです。
何を言いたいのか良く分からないコメントで申し訳ないです。