【孫悟空(水筒)レビュー】造形天下一武道会3（2012年ドラゴンボール過去フィギュア）

ドラゴンボールZ
SCultures BIG 造形天下一武道会3 其之四
孫悟空

こんにちは！たまに過去のグッズを引っ張り出してレビューするアイダです(・∀・ )！

本日は「ドラゴンボールZ SCultures BIG 造形天下一武道会3 其之四 孫悟空」をレビューします！

 

商品詳細

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「ドラゴンボールZ SCultures BIG 造形天下一武道会3 其之四 孫悟空」を色々な角度から見てみよう！

正面から

 

画集「鳥山明 the world」の表紙イラストの悟空をイメージしたフィギュアとなっています。

©バードスタジオ／集英社

パッケージのインタビューの「かつて仕事で造ったもの」は、下の画像左の「デスクトップリアルマッコイ ドラゴンボール改 孫悟空（未レビュー）」を指しています。

「ドラゴンボールZ SCultures BIG 造形天下一武道会3 其之四 孫悟空」は、乗馬ならぬ乗竜途中で一息ついている悟空といった感じです。

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少し上から

 

少し下から

 

存在感のあるポーズ

非常に生き生きとした立ちポーズに仕上がっています。

例えばダメな立ちポーズとは、右のラフイラストのようなポーズです。

何故ダメかと言うと、正中線(背骨)・両肩を結ぶライン・腰のラインなどが全て直線的でポーズに表情がないからです。謂わゆる棒立ちです。（もちろん意図的に棒立ちされたフィギュアはそれはそれで良いです。）

一方こちらのフィギュアは、正中線は なだらかなS字を描き、ボディのアウトラインもそれに併せ動いていて、ポーズに表情があります。

ポーズも柔らかくなり、より悟空がリラックスしている感が伝わってきます。

こちらを造られた原型師・中澤博之さんは、立ちポーズにこのような絶妙な表情をつけるのも非常に巧いです。

例）造形天下一武道会1孫悟空（レビューはこちら）

例）造形天下一武道会4ブルマ（レビューはこちら）

例）造形天下一武道会世界大会2孫悟空（レビューはこちら）

例）造形天下一武道会世界大会2SPチライ（レビューはこちら）

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アップ

©バードスタジオ／集英社

顔は、原作其之三八四の扉絵イラストに近い感じになっています。

良い感じに原作の寄り目感を再現されています。

 

衣装

 

▼悟空は「GOKOU」と表記されています。イラストでは「GOKUH」です。因みにデスクトップリアルマッコイの方も「GOKOU」に変更されています。

 

▼カプセルコーポレーションのマーク。

 

▼この悟空は重ね着をしています。

©バードスタジオ／集英社

▼そこもバッチリ再現されています。

右は、腕を前に出すことによって上着が引っ張られるのでその下の衣装の一部が見えています。

左は、上着が前に引っ張られていないので下の衣装は見えていません。

この辺の強弱を意識した造りも、非常に良いです。

 

水筒

©バードスタジオ／集英社

水筒カバーのナイロン的な質感と、水筒の金具の質感がとても良く、その二つが良いコントラストを生んでいます。

 

手袋

©バードスタジオ／集英社

元絵と比べると少し厚手の牛革の手袋に。

 

ブーツ

©バードスタジオ／集英社

ブーツの足首の箇所に溜まるシワが秀逸。

 

ゴーグル&帽子

©バードスタジオ／集英社

一つ一つが完成度が高いです。

 

如意棒

©バードスタジオ／集英社

▼いつもと形状が少し違う如意棒の鞘もバッチリ再現。

 

リュック

©バードスタジオ／集英社

リュックに関しては、元絵とは別の形状ものを用意した模様。

イラストでは後ろの方にあるリュックですが、フィギュアでは前に置くので目立ちます。目立つところですので、リュックを少し細かく造られたのでしょう。

元絵を再現したものではないので、リュックくらいは少し変わっても構いませんが。

因みに元絵をそのまま再現した「デスクトップリアルマッコイ ドラゴンボール改 孫悟空（未レビュー）」はリュックは元絵通りの形状になっています。

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プライズ景品の限界を超えている

造形が非常に良く一つ一つ完成度が高いです。

その上パーツが多く、塗装もしっかりしています。

プライズ景品の限界を突破したフィギュアです。

プライズ景品は市販価額の上限が一つ800円※と決まっています。（個人がお店から買う価格ではなく、ゲーセン等が仕入れる時の価格です。）

※この記事を書いたときの上限です。

▼画像は別のフィギュアですが、800円×36個(28,880円)の場合が多い。

このフィギュアを一つ800円でだせた「ドラゴンボールの人気」と「当時のバンプレストの生産力・熱意」に驚きです。

生産的に かなりギリギリのところまで攻めたフィギュアだと思います。

ここまで生産に力をかけられるドラゴンボールのプライズフィギュアは、もう出ないのではとさえ勝手に思っています。

本当これは凄かった。

僕の結論は「非常に良いフィギュア」です。

ガチオススメです。

※当サイトのレビュー基準詳細はこちら

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以上、「ドラゴンボールZ SCultures BIG 造形天下一武道会3 其之四 孫悟空」のレビューでした！

それでは最後まで読んでくれて、ありがとー(・∀・ )！

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【追記】コメントへの返信（2021.5/26）

再び、こんにちは、アイダです(・∀・ )！

ご覧下さったあなたに、ページ下部でコメント下さったあなた、ありがとうございます。

 

こんばんは^^

良いですよね、これ。機会があれば手にとってみてください。

造形1〜3は生産すごかったですね。
造形1~3でブランドを確立して、4以降はコスト下げ、いずれ5,000円くじにするという長期計画だったようにも、勝手に思っていますが。（コストを下げてもその中にも傑作フィギュアはいくつかあったので、良かったです。単色でも造形が良ければ格好良い！）

物販の仕入れ値は各々で分かりませんが、プライズフィギュアより高いですよね。（あたりまえか笑。）

 

リュックがお気に入りですか^^

良いですよね。

 

重心のコントロールがうまくできたフィギュアですよね^^

アイテムも一つ一つが本当良いですよね〜。
造形天下一武道会シリーズは、情報公開からリリースまでの期間も楽しめるのが良かったですよね。

今年は新作情報公開あるのかな。

 

中澤さんのランチも良かったですよね〜。ランチや乗り物はもちろん お金や煙、台座も素晴らしいです^^

よく大きなフィギュアが「圧倒的存在感」と評されることが多いですが、サイズがこれくらいでも造形が良いフィギュアは「圧倒的存在感」を感じさせてくれますよね。

 

2012年くらいですか。10年代頭はプライズフィギュアのクオリティが高くなり始めた頃ですので、面白い時期でしたよね^^